寝ても覚めても

今日も私は夢の中

さようなら

ひょんなことから君を好きになっていた。
君と向き合っていた時に思わず好きだと言ってしまいそうになった。そこからずっと毎日君が頭からいなくならない。

メッセージを続けていたあの時に、いきなり夜に呼び出されて5時まで一緒にいたあの時に、電話したら出てくれたあの時に、君に対して期待していたあの胸の高鳴りはもうなくなってしまった。

何が悪かったのか、どこで選択を間違えたのかなんて後悔しているのに、今ですら君との関係を期待している。

今日は何かあるんじゃないかと期待して、君と上手くいっていた時に聞いていた音楽をおまじないのように聞いている。

君が私のことを好きなんじゃないかと期待してしまった時の映像を思い出しても、すぐに現実を突きつけられて思い知る。

油断したら君に言われたことを思い出してまた期待して苦しんでしまうから気付かないフリをしてそっと消してしまおう。

君が一人でいる時、頭の片隅で私を少しでも考えていた時があったのなら悔しくて悲しいけど良かった。それを確かめることは出来ないけれど、そこに一抹の希望を抱いてこの思い出が上書きされてしまうことを願う。